「食の安全」から「クラフトの安全」へ。3,000人の子どもたちと向き合ってきた板猫屋が、素材とアクリルマーカーの安全基準にこだわり続ける理由
手がインクまみれになる子どもたちを見て感じたこと



「子どもたちが夢中になって、手をインクまみれにしながら笑顔で色を塗っている」
板猫屋のワークショップでは、これまで3,000人以上のお子様やご家族、ご高齢の方々が、ものづくりの楽しさを体験してくださいました。子どもたちが作品づくりに没頭する姿を見るのは何よりの喜びです。しかしその一方で、私の心にはずっと消えない「ひとつの問い」がありました。
「このペン、手について口に入ったりしても、本当に安全なんだろうか?」
1.「食」の世界で培った、妥協のない安全性と国産へのプライド
私の家業は、福岡の伝統食をお届けする「雑煮のせき亭」にあります。
世間で「国産」が叫ばれるずっと前から、私たちは九州産の食材に徹底的にこだわり、安心・安全な食をお届けしてきました。信頼できる取引先様と繋がり、食材を国産で揃え続けることがどれほど大変で、どれほどの覚悟が必要か、私は身をもって知っています。
だからこそ、ワークショップで子どもたちが手をインクで染めながら夢中になっている姿を見たとき、「楽しかったね」だけで終わらせることはできませんでした。
- 「小さな子が誤って手を舐めてしまっても大丈夫か?」
- 「肌が弱いお子様でも、安心して絵の具まみれになれるか?」
食品の世界で長年育ってきたからこそ、クラフトの現場でも「口に入っても安心と言えるレベルの安全品質」を追求することは、私にとって当然のプロとしての責務でした。
2.なぜ、あえて海外産の素材や機材を採用しているのか?
正直にお話しすると、現在、板猫屋のワークショップで使用しているMDF材(ニュージランド産・端材も含む)やアクリルマーカー、そして加工を行うレーザー加工機・3Dプリンター等(中国・深圳製)、海外の優れた技術や素材を活用しています。
もちろん、すべてを国産で賄うことができれば理想的です。しかし、それでは商品やワークショップの参加費が上がってしまい、子どもたちが気軽に参加できる体験ではなくなってしまいます。
「誰もが気軽に参加できる価格帯(数百円〜1,000円台)を維持しながら、楽しい体験を提供すること」
この思いを実現するために、私たちは海外産の優れたコストパフォーマンスと技術を活用しています。そして海外産を採用するからこそ、素材や塗料の「安全性」においては、厳しい世界基準のチェックを行っています。
3.回答が得られなかった過去と、立ち塞がった「海外展開の壁」
子どもたちが安心して使える画材を探すため、私は以前、いくつかの塗料メーカー様へ直接「製品の成分や安全性基準(安全データシート等)」について問い合わせをしたことがあります。
しかし当時は明確な回答をいただくことができず、企画していた「画材の安全性比較ページ」も、一度はお蔵入りとなってしまいました。
そんな折、板猫屋のワークショップを現場で一緒に支えてくれていた元スタッフから嬉しい連絡が入ります。
「イギリスにいるんですけど、ここリバプールでも板猫屋のワークショップを開催してみたいです」
開催候補地となったリバプールは、言わずと知れた音楽とサッカーの港町ですが、実は歴史的に「英国最大の木材輸入拠点・集積地」として栄えた街でもあります。日本一の家具産地・大川をルーツに持つ福岡と、リバプールの不思議な共通点に強い運命を感じました。
しかし、ここで「安全性の壁」が立ち塞がります。イギリスやヨーロッパ(EU/UK)における子ども向けおもちゃや画材の安全基準は厳格です。確固たる安全性の裏付けがない限り、子どもたちのためのワークショップを海外へ届けることはできませんでした。
公式協力 4. ついに巡り会えた「世界最高水準」の安全性
「子どもたちの安全を証明できる、最高のパートナーと出会いたい」
そう思い続けていた中で、今回「公式資材協力」として素晴らしいご縁をいただいたのが、Shuttle Art(シャトルアート)社のアクリルマーカーでした。


Shuttle Art社のアクリルマーカーは、世界で最も厳格と言われる2つの国際安全規格をクリアしています。
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★ 欧州玩具安全基準「EN71-3」適合
ヨーロッパ(EU/UK)で最も厳しいおもちゃの安全規格。鉛やカドミウムなどの有害重金属19元素が体内に溶け出さないことが化学分析で証明されています。
★ 米国画材安全基準「ASTM D-4236」適合
専門の毒性学者により、長期的に使用しても毒性や重度のアレルギーを引き起こさない(ノントキシック・無毒性)ことが証明されています。
厳しい化学基準をクリアしているからこそ、小さなお子様が手や服をインクでいっぱいにしながら楽しむ現場でも、ご高齢の方が体験される現場でも、胸を張って「安全です」とお伝えできるようになります。
5.安心な空間が生む対話。つくる体験が「街への誇り」に変わる
板猫屋のワークショップは、単にものづくりをするだけの場所ではありません。子どもたち、親御さん、そしてご祖父母様が一緒になって、温かい対話に花を咲かせるコミュニティの場です。
「うちのおじいちゃん、実は大川の家具職人だったんだよ」
「自分たちが住む福岡の街って、こんな歴史や伝統があるんだね!」
刃物を使わない組み立て設計や、住友林業関連会社様の安全なMDF板材、そして世界基準のアクリルマーカー。道具や素材の「本当の安心・安全」が担保されているからこそ、大人も子どもも余計な心配をせず、心からリラックスして創作と対話に没頭することができます。
博多千年門や福岡タワーなど、自分が手作りした作品を大事そうにお家に飾り、眺めるたびに思い出される楽しい時間。この体験こそが、子どもたちの心に「自分が住む街への愛着と誇り(シビックプライド)」を自然と育むきっかけになっています。加される皆様は心からリラックスし、多世代での温かい対話や「自分が住む街への誇り(郷土愛)」が自然と育まれていきます。
6.デザインと安全性が揃えば、世界中どこでも「板猫屋」になれる
今回の経験を通じて、私たちが目指す未来がよりはっきりと見えました。
デザイナーのトモヲ氏が手掛ける素晴らしいデザインデータ、安心・安全なMDF板材、そして世界基準のアクリルマーカーとレーザー加工機さえあれば、国境を越えて世界中どこでも「安心安全な板猫屋ワークショップ」を再現できます。
食品出身の代表として、これからも道具・素材・塗料のすべてに妥協せず、子どもたちの無限の創造性と笑顔を守る「安心安全なものづくり空間」を届けてまいります。
これからの板猫屋の挑戦に、ぜひご期待ください!
板猫屋 代表 関 健太郎
公式HP: https://itanekoya.com/
博多旧市街バルーンプロジェクト【夜間係留スポンサー募集中!】
行政の補助金に頼らず、みんなの力で博多の空に熱気球を浮かべる前代未聞の挑戦!
板猫屋代表の関健太郎は、子どもたちの創造性を育むワークショップに加え、地域を盛り上げる「博多旧市街バルーンプロジェクト」の代表を務めております。
現在、幻想的な夜の博多を彩る「熱気球・夜間係留イベント」の協賛企業様・スポンサー様を広く募集しております。子どもたちの未来と地域の活性化をともに創るパートナーとして、ぜひご協力をお願い申し上げます!
