はじめまして。
福岡・博多で、家業を継ぎながら、「板猫屋・ワークショップ」という小さなクラフト工房を営んでいる健太郎と申します。
今日は、私たちの工房で最近起きた、ちょっと不思議で、とてもワクワクする「発見」についてお話しさせてください。
それは、ウェブサイトのアクセスデータの中に隠されていました。
「クリック数0」と「大川の端材」が教えてくれたこと
工房のウェブサイトの状況を知るために、私は時々Googleサーチコンソールというツールを覗いています。どんなキーワードで検索した人が、私たちのサイトにたどり着くかを見るためです。
先日、そのデータを見ていると、私の目はある奇妙な数字に釘付けになりました。
『arrtx アクリルマーカー』:表示回数 62 , クリック数 0

「ARRTX」さんのアクリルマーカー。その製品名で検索した人の画面に、私たちの工房のサイトが62回も表示されている。なのに、クリックは一件もない(笑)
普通なら見過ごすかもしれません。でも、私は直感的に「待てよ…?」と思いました。

私たちのワークショップの主役は、ただの木の板ではありません。
それは、福岡が誇る大川家具の生産過程で生まれる「端材」から作られたMDFボードです。本来なら捨てられてしまうかもしれなかった木材に、トモヲさんのデザインの力をお借りして、xTool製のレーザーカッターで新たな命を吹き込み、世界に一つの作品を生み出しています。
これは単なるアップサイクルではなく、福岡県の伝統産業と新しいテクノロジーを繋ぎ、地域の文化資源に新たな価値を生み出す、持続可能な(サステナブルな)試みでもあります。
つまり、「ARRTXさんのマーカーを探している人(=創造性豊かな人)」と、「私たちのワークショップ(=地域に根差した、サステナブルなものづくり体験)」は、きっと深く響き合うはず。
「クリック0」は、失敗の数字ではありませんでした。それは、まだ出会えていないお客様が、私たちの物語に共感してくれるのを待っている、宝の地図だったのです。
ARRTX様、一緒に最高の「体験」を作りませんか?
この発見をしてから、私の頭の中では、一つの確信が日に日に大きくなっています。
それは、板猫屋の「物語ある木材」と、ARRTXの「彩り豊かなマーカー」は、最高のパートナーになれる、ということです。
大川の職人たちの想いが詰まった木に、スルスルと色が乗っていく気持ちよさ。ARRTXマーカーの発色の良さは、子どもから大人まで、参加者一人ひとりの「つくりたい」という気持ちを、きっと何倍にも輝かせてくれるはずです。
そこで、この記事を通して、ARRTX様に公開ラブコールを送らせてください。
ARRTX様、福岡大川の端材から生まれたこの板猫屋に、御社のマーカーで一緒に“色”という命を吹き込んでいただけないでしょうか。
博多の地で、御社の製品の素晴らしさを「体験」として伝え、たくさんの笑顔が生まれる瞬間を、一緒に作っていきたい。それが私の夢です。
おわりに:このラブコールは、福岡から世界への、壮大な夢のはじめの一歩
この記事を読んでくださった皆様。
私たちの工房の小さな「発見」と、そこから生まれた熱い想いをここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
ARRTX様へのこのラブコールは、単なる一企業様へのご提案に留まりません。
これは、「板猫屋のワークショップを、ここ博多から日本中へ、そして世界中の人々に届けたい」という、私の壮大な夢への、はじめの一歩なのです。
言葉や文化が違っても、「自分の手で何かを創り出す喜び(ものづくり)」は、きっと世界共通のはず。
福岡・博多の『ものづくり』の精神を、大川家具の端材から生まれたこの小さな猫に乗せて、世界中に届ける。それは新しい形の観光コンテンツであり、文化発信になると信じています。
もし、この小さな工房の挑戦を「面白い」と感じていただけたら、ぜひSNSなどでこの記事をシェアして、私たちの夢の「目撃者」になってください。皆様の声が、私たちの追い風になります。
また、もともとは子供向けのワークショップとして始まりましたが、最近では大人の参加も増え、ここ博多の地で、世代を超えた一つのコミュニティとして新たな芽が出始めています。
この大きな夢と、小さなコミュニティの成長。 この物語がどう進んでいくのか、ぜひこれからも見守っていてください。
板猫屋 健太郎



